芸術の秋。本校の図工の時間は、今どの学年も絵画の学習が中心です。各学年それぞれのテーマで絵画の学習を進めています。
教室を巡回する時、私もこの時期緊張します。なぜなら、「あっ、校長先生だ。」といって振り向いた児童が、場合によっては水入れを倒し、絵を台無しにしてしまうことが予想されるからです。クラスの様子を確認し、大丈夫かなと思われるタイミングで入室します。
手を絵具だらけにして頑張っている児童がいます。パレットで様々な絵の具を混ぜてイメージする色を作り出している児童がいます。突然廊下に出て、水道の所の鏡で目を見ている児童がいます。目に絵の具が入ったのかと思い、声をかけると「目の色を確かめているの。」という答え。
ある教室に入って学習の様子を見ていると「校長先生。」と言って肩に手をかけた児童がいます。ちょっと嫌な予感がしました。これは先生あるある、やはり・・・肩の部分が緑色になってしまいました。本人に悪気はないのですが、さっきまで緑色のクレヨンを握っていたようです。(これは家に帰って部分洗いをやるしかないな。)
数日後、この間の教室に行くと「校長先生、この間のシャツの汚れどうなった?」と心配して聞いてくる児童がいました。「大丈夫だったよ。」と答えるとその児童はニッコリ。このやりとりでシャツの汚れはチャラ。