令和6年9月26日(木曜日)朝の登校班での出来事

 いつものように朝の立哨指導の後、敷地内の巡視を終えて職員室に戻ろうとしたとき、ある6年生が一人昇降口の所にいます。教室に向かおうとせず、近くにいた職員に何か話しています。気になったので一緒に話を聞くことにしました。

 話を聞くと、登校班が同じ2年生の子が水筒を忘れてしまい、途中で立ち止まってしまったのだそうです。そして結局、登校途中にもかかわらず家に戻ってしまったとのこと。一人で家に戻すのは心配だから同じ登校班の別の6年生が一緒に戻ったというのです。この6年生は、水筒を取りに帰った2年生と一緒に戻った6年生の登校が遅れてしまうことを伝えるため、その状況を職員に説明しているのでした。

 そしてしばらくすると、水筒を持った2年生と6年生が登校してきました。2年生に「この水筒を忘れちゃったんだね。」と声をかけました。2年生は「うん。」とうなずきました。表情はほっとした様子。そして二人の6年生には、「さすが、上級生だね。立派でした。」と声をかけました。二人の6年生は少し恥ずかしそうでしたが、表情はニコニコ。

 谷小の子は「や」、「た」、「べ」を大切にしています。「や」は「やさしい子」、「た」は「たくましい子」、「べ」は「勉学に励む子」です。今日は6年生の「や」見つけることができました。

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