蒸し暑い日が続いています。そんな日、子ども達は室内で過ごします。掃除の時間になりました。校長室の前の廊下を2年生が一生懸命掃除してくれています。沢山の人が通る廊下はヒールマーク(靴底のゴム成分が、歩いた際に靴裏と床の接触により床にこびり付き、 一般的な床清掃では落とすことが難しい汚れ)が一杯。雑巾ではヒールマークはなかなか落ちませんがくじけません。
そこで、専用のスポンジを2年生に渡すと、みんな目の色を変えてさらに掃除を頑張ります。「校長先生、見て、消えた。」、「こっちも消えた。」みんな一斉に報告してくれます。楽しそうに協力して取り組む掃除の時間は、あっという間に終わりました。「校長先生、休み時間もやっていい?」と2年生。「休み時間はみんなと仲良く過ごしてね。そのかわり、明日もスポンジ貸してあげるから。」と私。
ボロボロになったスポンジを預かりました。目立つヒールマークが目立たなくなりました。2年生おそるべし。
次の日、校長室で仕事をしていると掃除の時間になりました。トントン、ドアをノックする音。そして「校長先生、スポンジ貸してください。」という元気な声が聞こえてきました。